などという華々しい英語人生を送ってきたわけがなく、多くの日本人がそうであるように、 学校の授業で英語と出会い、学校の授業で英語が嫌いになり、それからの人生においては、できるだけ『英語』と関わらずに過ごしてきた、ごく普通の日本人だ。
高校卒業後は東京の大学へ進学したけれど、講義には出ず、自宅で読書ばかりして過ごす毎日。 当時読んでいた本は、ドストエフスキーやバルザックといった海外文学、それから浅田彰という評論家が好きだったから、ドゥルーズやデリダなど現代思想の本にまで手を出していた。 いわゆる文学青年というやつだ。
そんなわけで、僕の英語歴に関しては、大学時代にすっぽりと空白期間がある。 もちろん、その時期にもレディオヘッドやらオアシスやらといった洋楽を聴いていたので、 外国語との接点は少なからずあったのだけど、英語学習自体は全くしていなかった。 僕が英語を勉強しようと決意したのは、それから数年後のことである。
僕の弟がイギリスに語学留学していたので、久しぶりに彼に会おうとイギリスへ行ったときのことだ。 留学前の弟は、まったく英語ができないような状態( Yes or No くらいしか言えなかった阿呆)であったのに、 たった半年間で、日常会話なら問題なくこなせる程度にまで成長していたのである。
僕は、生れて初めて弟に尊敬の念(というか羨望感)を抱いた。
それと同時に僕は自分の弟に『なにかを追いぬかれてしまった…』と、ショックを受けた。 そして旅行中に、僕にとって忘れることのできない悔しい事件が発生したのだ。
それは弟と一緒にソールズベリの駅から「ストーンヘンジ」へタクシーで向かう最中のことだ。 弟はタクシーの運ちゃんと徐に会話を始めた。 話題は彼が留学していて、タクシーの運ちゃんが彼を「英語上手だねぇ。」と褒めているような内容だった。
すると突然、タクシーの運ちゃんは僕のことをチラッと見て「…で、お前はどうなんだ?」と聞いてきた。 いきなり「どうなんだ」と言われても、英語でなんて返せばいいかさっぱりわからない。 そこで弟は「こいつは僕の兄貴だが、Yes. No. Thank you くらいしか喋れないんだ。」と、運ちゃんに言った。弟と運ちゃんは爆笑した。
……。
どうでもいいけど、僕はその時点でも片言くらいは英語は話せたのだ。それに連中がどういう会話をしていたかも、多少は聞き取れていた。
帰国後、僕はこの悔しい思いをバネにして英会話をマスターしてやろうと、独学で英語学習を始めることになる。 この日本という、英語を勉強するには最悪な島国で…。
―それが、2009年の話である。
それからというもの、インターネットで良い勉強方法を教えてくれるサイトを探したり、英会話教材を購入したり、 あるいは、こうして自分の体験をもとに英語学習サイトまで作ったりと、現在では『英語』が完全にライフスタイルの一部になってしまったわけだ。
TOEICテストにも挑戦した。初挑戦時は400点に届かず (ノД`)
しかし、現在は800点近くまでスコアを伸ばすことが出来た。これも日々英語の勉強を続けてきた努力の結果だ。 当サイト『かけだし英語勉強法』は、そんな英語初心者であった僕が、TOEIC800点を達成するまでに至った学習アイデアが凝縮されたホームページである。

